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年金積立金管理運用独立行政法人て何? |
世界一の機関投資家が、年金積立金管理運用独立行政法人と言うところだ。過去の経緯は年金福祉事業団から年金資金運用基金へ、 2006年4月1日
年金資金運用基金から、公的年金の積立金の管理運用業務を引き継いだのが、年金積立金管理運用独立行政法人だ。
上記表は、厚生労働省年金局、厚生年金、国民年金の積立金運用ホームページから、年金資金運用基金時代の運用実績であるが、総合収益額を見てみよう。平成13、14年度はマイナス運用になっている。しかも累積では6兆円以上の累積赤字、平成15、16年度のプラスにより累計6000億プラスになっている。平成15年は小泉内閣になり日経平均が底入れした年だ。
ところがそんな馬鹿なことを言っていると、2007年7−9月期の運用実績が出た。上の表がそれだ。運用利回り1.8%マイナス、1兆6328億円損失発生、9月末時点の総資産額は91兆2787億円と報道されていた。この程度の下落で運用利回りマイナスとなると、どこで買って、どこで売っているのか分からない。証券会社か、保険会社で、実務をこなしてから運用してほしいと思う。さすが、税金の無駄遣い、独立行政法人の考えていることは、庶民とは違う。運用資金はまた入ってくると考えているのだろう。給料はマイナス運用でももらえる。
上の表は管理運用法人の国内債権、国内株式の受託機関の一覧表だ。ほとんどが信託と投資顧問。自家運用は、6兆6494億円だけだ。
運用構成は上の図の通りだが、国内債券全部が49兆6504億円で、自家運用が6兆6494億円はたったの13.3%ではないか?全合計の91兆2787億円の7.3%にしかならない。ほとんど他人任せ。「もっと研究してから市場に出て来い」と言いたいくらいだ。 |
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