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世界経済を見つめる3 |
上記、図11を見てみよう。これは、りそなHDの日足チャートでの2007年8月16日から2007年11月29日値動きだ。図9の日経平均ほど、大きく値上がりしていないように見える。ところが、ここで知ってほしいことがある。日経平均とは「日経平均株価225種」というのが正式名称。日経とは、もちろん日本経済新聞社のこと。日本経済新聞社が、日本国内最優良企業の225社を、アメリカのダウジョーズ社の、ダウ式計算法(下に示す)にて算出されている。さてこの、りそなHDだが関東地方の地方銀行になる。地方銀行でも日経225種に含まれる。つまりこの図11の金額は図9の日経平均株価に影響しているのである。
先ほども11月28日FOMC金利を下げることにより、自国の株価を守っていることを書いた。これが政策的経済成長のひとつだ。ところが日本の日本銀行は金利を据え置くことしか発表していない。利下げをすることで株価を維持して、株式市場に入っている。年金などの運用資金を守ってほしいのだ。国家経営に携わる人はもう少し学習していただきたい。いまどきのコンピュータ技術は、日本銀行の福井総裁より100倍頭がよいと思う。 この福井総裁は村上ファンド事件で、日本経済が悪いときに、自分はしっかり1000万円で利益を得ている。国民の全部の運用資金を守るより、自分の銭儲けが先か?と叫びたくなる。その上消費税増税話、もっと政策的に考えろといいたい。 2007年11月25日、フジテレビの報道2001に、竹中平蔵がでていた。そこで霞ヶ関埋蔵金の話をしていた。竹中が大臣をしていた5年間に、霞ヶ関から20兆円出てきた、と話していた。そこで私は調べた。2004年11月末現在東証1部の時価総額は341兆円、日経平均の終値は10899円だった。2007年11月末に日経平均終値は15680円だった。これを単純に比例計算してみた。すると約490兆円になった。実際には新規上場などもあり、多少数字は違うだろう。先ほどの霞ヶ関埋蔵金20兆円は、490兆円の何%か?約4%に相当する。ちなみに、時価総額20兆円を超える日本企業は(7203)トヨタ自動車ただ1社、約22兆円、次ぎに大きい(8306)三菱UFJ FGが、約12兆円、残りの企業は10兆円以下となる。 この霞ヶ関埋蔵金20兆円を、官庁で等で遊ばせておかず、株式市場に入れて運用していたら、どのようになったか日経平均で運用してみよう。 2004年3月から2005年12月までの期間、月初で買い、月末で売る。ただしマイナスの月は決済せず、利益の出た月末で処分する。という方法で1億円運用する。日経平均を1億円分必ず買う。出た利益が3638万8239円となった。これを、10兆円で換算してみると3兆6388億2390万0000円となる。これはすごい金額だ。日本の国防費が約5兆円。20兆円もの運用を、野村、大和いや保険屋でもいい明治安田、三井住友どこでも預けて、運用してもらえばよい。これだけあれば国民年金保険料なんて要らないかもしれない。いや消費税を上げる必要は絶対無い。 |
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