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株式市場はなぜ動く |
日本の株式市場に参加している人達の多くは、機関投資家と外国人投資家だ。日本人個人投資家などはわずかなものだ。 機関投資家とは保険業、銀行等だ。外国人投資家とは、外国の機関投資家や、海外ファンド等が、大勢を占めている。この人達が、為替(円ドル相場)上場企業の業績状態(きちんと利益が出ているか?不良債権などは無いか?)、地政的リスク(その国が戦争をしていないか?政治が安定しているか?など国の状態)、市場全体の状態などを考えて、買いの状態か?売りの状態か?を考えていくのだ。 もちろん私の場合は、信用取引をしているので、売りからでも、買いからでも、市場に入っていける。つまり、企業業績が変わりもしないのに、値段だけが急上昇した株があれば、空売り(証券会社から株券を借りて売ること)を仕掛けていき、下がるのを待つのである。また、食中毒や企業の不正が見つかったら、その会社を空売りしていく、など売りの手口もある。 もちろん会社の発表する業績予測なども、買いの手口となるが、場合によっては、かなり価格が上がってしまい、発表=最高値の可能性もある。また、為替が下げていくと輸出関連の企業は、同じ値段で輸出しても、為替差益で、利益が増えるため、買い手口となる。どこで仕掛けていくのがよいのかは、個人こじんが、研究して考えるべきだと思う。 このように安いと思えば買い、高いと思えば、売っていけばよいのだ。 だが、業績に関係なく、値段を上げ続ける株もある。そのような株を仕手株といい、なんらかの考えのもとに、株価を操作しながら、動かしてゆく人達がいるのである。ライブドア株などは、典型的な仕手株で、堀江貴文を儲けさせた。あれほど自社株売買で、儲けた男もいないだろう。典型的なインサイダー取引、犯罪まみれの金である。 だがライブドアのように、株価操作を行っていても、日々のチャートにははっきり、その人たちの考えが現れている。 このように色々な条件、考えによって、株式市場は動いているのである。 |
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