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新春の政治は? |
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福田総理大臣が、通常国会前に内閣改造を、行わない事を示した。正直に言って、福田内閣の3ヶ月を見ていて、日本の将来像がまったく見えてこないというのが本音だ。 2009年度には、年金の国庫負担を1/3から1/2に、増やすことになっている。徐々に消費税増税が見えてきている。経済大国といわれていたのは、過去の出来事。今では、BRICs〔(ブリックス)ブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)、中国 (China)〕は内需が高いため、サブプライムローン問題に動かされること無く、経済発展を進めている。 日本の経済状態に、さすがの経団連も一律ではいられないようだ。定率減税の廃止などで、消費の低迷が見え出した。これでは日本の経済が再低迷の危機を、国民が感じずにはいられないだろう。GDPは世界18位になり、経済成長率は2.0%で世界平均は5.0%前後だ。 アメリカでは経済立て直しに全力で立ち向かっている。金利を下げて株価建て直しを考えている。あの手この手と政治的にも経済政策を進めている。日本は不動産バブル崩壊後、小泉内閣まで建て直しがきかなかった。14年以上の時間がかかっていて、まだやり切れていないのが実情だ。 何よりも福田総理大臣は経済目標も何も示していない。もちろん野党にもはっきりした目標を示してもらえればよりよいのだが・・・。 現在の自民党執行部は消費税増税派で構成されている。このような構成では、とてもじゃないが経済が建て直らない。福田内閣の支持率を見ても現在40%を割っている。この状態で解散総選挙なんてできるわけが無い。ヤフーの福田内閣支持率アンケートでは「支持しない」が61.7%となっている。これが全て民主党支持とは思わないが、このような苦しい支持率では選挙は戦えない。私個人は限りなく任期満了に近い解散か、任期満了ではないかと考えている。 これで福田内閣が1年くらいで退陣であれば、郵政解散以降3代の総理大臣が誕生することになる。総理大臣がコロコロ変わることは正直驚かないが、これほど政策が無いことには驚かされる。C型肝炎問題もそうだが典型的なことは、年金問題だ。最悪なことは「公約違反というほどですかね」の言葉に代表される。福田総理の発言だ。 独立行政法人改革でもほとんどが見送りだ。官僚と国民どちらが重要なのかを考えてほしい。福田総理もそうだが自民党の族議員が、官僚との癒着構造を壊すことができなければ、自民党は政権の座から降りる可能性も十分ある。 では、民主党に政権担当能力があるか?という質問がありそうだが、私も同じ疑問はやはり残る。仮に総選挙後、民主党連立政権ができたとしても、これほど、腐りきった官僚が民主党政治に素直に従うはずが無い。もちろん自民党も黙ってはいないだろう。 僅差の政権交代であれば、当然自民党から政界再編の手も出てくるだろう。もちろん自民党が衆議院第一党で総選挙を終了した場合これも政界再編の可能性を秘めている。個人的にはすべて2009年の話だが、総選挙があれば2008年に起こることも予測される。政治が安定するのは今年の後半から来年以降が濃厚ではないか? しばらくは、福田総理、小沢代表、互いの出方が政界の行方を決めるのではないか?いまだに次期内閣総理大臣に、小泉純一郎前総理を希望する声もある。まだまだ、日本国民は、信長式トップダウン政治を、国民が望んでいることを示している。果たして小泉前総理がもう一度総理になることがあるのか?もしくは小泉前総理のような力強さを持つ総理大臣が出てくるのだろうか? 期待薄ではあるが、一国民としてはもう一度、小泉前総理にまた竹中大臣に登場していただきたい。
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